NO.13

根づく植物達をそのままに、少しだけ手をくわえ新たな庭へ

関市Y様邸
庭の変化で心地よい暮らしを。

植物が大好きなお客様からのご依頼。立水栓らしくない立水栓がほしい。花壇の雑草が大変で何か良い案をとの事。

お話を頂いてから数ヵ月間。幾度と足をはこび、今ある庭を眺める。
ひたすら眺める。
色々な素材で頭の中で描き、また眺める。
何度もイメージをしてみるが、しっくりこない。
なぜなら、お客様ご自身で作られた既設のお庭。すでに素敵で手をくわえる必要が無いと思うから。

そんな素敵な庭にもお悩みがありますのでなんとかせねば。

思い切って、今回は提案図面を作る事をやめました。
お庭の工事や改修工事で図面を描かなかった事は今までに無い。
さあ、お客様が求められる庭は出来上がるかちょっと心配。
いつも以上にヒヤリングを。造り手の職人二人も必死にメモる。
心配だが楽しみ。

そんなこんなでスタート。使用石材は実物を見てから仕入れ、植栽は元の位置で動かさず客土の入れ替え。増えすぎた地被たちは、お客様のお知り合いに引き取られながら引っ越し。


※一生懸命に施工中

 

立水栓の小端積みは、職人とお客様で話し合いながらあえて歪に。面白い作品が出来上がりました。
お客様に、所々空いたスペースに地被を植え込んでもらい完成になります。

図面無しでの施工、信頼していただいたからこそ完成する事が出来ました。

お客様に感謝のお言葉をいただき、社員一同喜んでおります。

仕事終わりに、毎日美味しくいただきました「紫蘇のソーダ割り」、本当にありがとうございました。