いつも外構のお話をいただいています、建築会社様からのご依頼物件。
お孫さんが車の免許を取り車が増える為、駐車スペースが必要。裏庭を改修して駐車スペースをつくりたいとのご要望。
裏庭へ廻ると立派な庭園。最近では、庭の管理ができない、駐車スペースの拡張の為等、時代に対応したお庭にされるお客様のご依頼も多くなってきました。
こちらの立派な石垣、亀甲積みです。寺院等でよくみられますが、石と石が接する部分を丁寧いにY字に割りながら積んでいく工法です。石積みに見惚れながら現調。
改修工事では、既設の構造物や残す物の高さ、基礎を考慮しながら設計をしますが、新築外構とは違いとても難しい。改修工事での現調は光波測距儀は必需品。この測量機器が無いと心が折れます。
設計では、前面道路幅が2mしかありませんので、奥行を建物近くまでとり、車の出入りを考慮。裏口の通路を確保し、裏駐車場から家への出入りも可能に。
裏庭を一部残しますので、既存の庭木や景石、石垣との取合せを考えて。
住まれる方の想いや理想に出来るだけ近づけれる様、設計施工させていただきました。
また、既設の庭に対しては1世紀近くも、暮らしの一部として馴染んできた石垣や生垣です。自然資材がいかに良い素材か改めて勉強させていただきました。