NO.32

”和みの庭”へ変化

各務原市緑苑 地内O様邸
以前の面影を残しつつ、新たな空間に

ホームページから問合せをいただきました各務原市在住のO様。
とても植物や庭木を大事になさってみえ、「出来るだけ既存の高木は残して」とのお話をいただきました。また、洋風な建物ですが、庭の一部に和風なスペースがご希望。
私共、そんなお話が好物。
最近の外構では、エクステリア資材を多く用いて豪華な商品を組み立てる。高価なアルミ商品が見栄えを高めてくれる。まあ、作り手が変わっても大まかな出来に差は現れません。設計者のセンスや作り手の技量ではなく、資材メーカーの商品開発のおかげかなと思う。
今回の様な内容は、設計者や作り手の技量がはっきりと形に現れる。ここが面白い。

造園の面白さは唯一無二である景石を据え、既存樹木を整え将来の樹形を考えながら枝を残し配置。5年後には石材に苔が覆い、手入れ次第では樹木の見栄えが今より面白くなる。時が経つほど良さが高まる。そんな楽しみもあります。

 

昨今、住み方や考え方の多様性により、庭やスペースの活用方法が変わってきましたが、もし植物や緑に興味がありましたら、和・洋関係なく、少しだけお好きな植栽を植えられてはいかがでしょうか。
きっと素敵な空間になると思います。